よく新聞折込などに「決算!大商談会!!」といったキャッチコピーの入った車の販売チラシを見かけますが、一度お客様側の視点に立って考えてみましょう。
まず「決算」という言葉は、「売り手側目線」の言葉です。
誤解を恐れず言うと、もちろん「決算」という響きが「価格が安くなっている」というイメージを与えることはありますが、お客様はあなたの会社が「決算である」ということには、あまり関心はありません。むしろ、決算だけに数字のノルマもあるはずで、「売る」ということに気合が入っているのではないか?売り込まれるのではないか?といったイメージも与えてしまうこともありますので、気をつけてください。また車の購入となると、それなりの金額が発生しますので、「いきなり買う」といった人は、一般的に考えても稀なことでしょう。ですから、決算ではなく、試乗会などをメインとしたテーマで訴求しておきましょう。
それから、「大商談会」といった言葉も「売り手側の目線」です。
基本的に、お客さんは「相談」はしたいと思っていますが、「商談」はしたいとは思っていません。「商談」というのは、売り手側がお客様を数字(売上額)で見ている印象を与えてしまうこともありますので、言葉の使い方には気をつけておきましょう、その他、商談となると、やはり「売り込まれる」といった印象もありますので、お客様目線に立ったチラシを作るようにしましょう。
お客様目線のチラシとは?
お客様は「車」そのものが欲しいのいではなく、「車」を買った後の生活・利便性・豊かさ・楽しさを買い(イメージ)に来ています。
ですから、「休日は家族でバーベキューを楽しみたい方へおすすめの〇〇(車名)」、「自分だけのプライベート空間を満喫できる〇〇(車名)」といった「車」を通して得られるメリット・ベネフィットといった「未来のなれる姿」を意識して訴求してみてください。
以上、車チラシを作る前に知っておきたいこと3つの観点をご紹介しました。
ぜひ一度、自社のチラシをチェックしてみてくださいね。