最近、新規入会者が獲得できないと悩んでいませんか?今回はフィットネスクラブ・スポーツクラブのチラシの意外と見落としがちなポイントについてご紹介します。
1.お客様のメリットが書かれているか?確認しましょう。
一般にフィットネスクラブのチラシにおいて「プール・ジム・スタジオレッスン、全て利用できます!」と訴求されているチラシを見かけますが、、全て利用できることに本当に価値があるのか?そこを再度考えてみましょう。多くのお客様は「痩せたい」「昔の服を着れるようになりたい」などダイエットが目的です。全ての施設が利用できるのは確かに便利だと思いますが、「どうやったら痩せるか?」「もし入会したら、どのようにサポートしてくれるのか?」といったことが一番知りたいことです。また「専門スタッフがマシンの使い方など丁寧にサポートします」といったことが書かれていますが、お客様は「マシンの使い方」を知りたいのではなく、「痩せる方法」を知りたいと思っていますので、あなたのフィットネスクラブに入会したら、「私の目標がどのように・いつまでに達成されるのか?」が知りたいので、施設の利用時間を売りにするのではなく、お客様の目標を達成するためのお手伝いの場ということを意識して記載してください。
2.お客様目線に立った写真を選んでいるか?を確認しましょう。
一般にフィットネスクラブのチラシでよく見かけるのが、「トレーニングマシンを使っている姿」や「ヨガのポーズ」などがあります。下記のような写真になっていないか念のためチェックしてみてください。
レッグカール(太ももの筋肉を刺激する動作のマシン)など重い物を押すといった雰囲気の写真を使っていないか?
初心者の方は、トレーニングマシンを「見ただけ」で、難しそう・怖そうと思い込んでしますのが普通です。重そうなプレートを押している写真を掲載すると、「私は筋力に自信がないからやめておこうかな」「何か大変そう」「疲れそう」といった印象を与えてしまうことが多々あります。「初めての方でも安心!」といった内容が記載されているようでしたら、もっと簡単な動きのモノやストレッチポールやバランスボールといった難易度の低い写真にしておきましょう。
モデルの方が真剣な表情でマシンに取り組んでいないか?
一般にサラリーマンやOLさんであれば、仕事帰りに立ち寄る慣習があります。なかにはストレス解消やリフレッシュしたいといった目的もありますので、「楽しくできる」、逆に言えば、スタッフは「楽しませる」といったシーンがわかる写真を採用するようにしてください。
元々、フィットネスクラブはトレーニング場ではなく、コミュニティー(会員制の場合)クラブです。もっと楽しそうなトレーニングの写真にできないか?再度確認してみてください。
難易度の高いヨガのポーズになっていないか?(特に足首を腕にかけているもの)
あなたのクラブは上級者向けのクラブ、またはヨガ専門のスタジオであれば、話を別ですが、これをお読みのあなたは、「新規入会者を獲得したい」と思ってチラシを作られていると思います。一般にフィットネスクラブのチラシには、ヨガレッスンの写真の採用には、「足首を腕にかけているもの」など難易度の高いポーズを掲載しているのをよく見かけます。繰り返しになりますが、あなたが作っているチラシが「新規入会募集のチラシ」であれば、そのほとんどは、運動初心者や運動が苦手な方だと思います。そのようなポーズに憧れる方もいるでしょうが、ごく少数でしょう。もっとやさしいポーズ写真、例えば、「肩こりがとれそうなポーズ」の紹介や、「腰痛が緩和するポーズ」、「日頃のパソコンなどの事務作業で疲れた目や首のコリが緩和するポーズ」など、顧客のニーズを解消できることが伝わる写真を掲載しておきましょう。
誤解を恐れず申しますと、お客様は「ヨガがしたい」のではなく、ヨガを通して「肩こりを解消したい」「冷え性を改善したい」「リラックスしたい」「自分の時間を大切したい」など思っています。あなたのフィットネスクラブに入会するとどんなメリットや体験価値が待っているのか?といった観点から写真を選ぶようにしてください。
以上、フィットネスクラブのチラシを印刷する前に確認しておきたいポイントをご紹介しました。社内のルールや規定などもあるかと思いますが、お客様目線に立って考えてみてくださいね。(実際にチラシを見て入会された方に、今後のためにもチラシや写真の印象を確認してみるのも、「生の声」ですので参考になりますよ)